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プロダクトエリア採用の1年を振り返って: プレイドのFY24の成果と今後の展望

こんにちは、プロダクトエリア採用責任者の韓 徹(kantetsu)です。(プレイドのプロダクトエリアとは、プロダクト開発を担うエンジニア・デザイナーやプロダクトマネジメント・グロースなどを担う人たちが所属している部門です。)
本記事では、プレイドのFY24(2023年10月~2024年9月)の採用活動の成果と今後の展望について紹介します。
この記事は採用活動に携わっているエンジニアやデザイナーの方、エンジニアやデザイナーと協力して採用活動をしている人事担当の方をはじめ、プロダクト組織づくりに携わっている・携わろうとしている方、技術広報に取り組んでいる方に読んでいただけると嬉しいです。
また、この記事を読む前に、なぜエンジニアだった私が採用に携わっているのかを知りたい方は去年の年末に書いたブログもあわせて読んでもらえると、この記事もより面白く読んでいただけると思います。


FY24の活動サマリー

プロダクトエリアの採用として、この1年でどのような動きをしてきたかは下記をご覧ください。

振り返れば、採用を軸に色々なことをやってきましたが、今回は主に採用・オンボーディング・採用広報についてどういう動きをしてきたのか、どういう結果が出たのかを書いていきます。

採用活動の成果

FY24は、エンジニアの採用において過去最高の入社数を達成しました!
特にスカウト採用に注力した結果、FY24ではエンジニア採用決定数がスカウト、リファラル、エージェントの順で比率が大きくなり、エージェント経由の採用比率がFY23に比べて半分になりました。FY24は全社的な自社採用力強化がテーマだったのですが、エンジニア採用でも成果を上げることができました。
他にも以下の記事のようにカジュアル面談や選考フローの改善にも取り組んだことも功を奏したと思います。

私たちの採用活動はエンジニアだけに留まらず、2024年1月からはデザイナー、デザインエンジニア、bizdevなど、プロダクトエリアに属するさまざまな職種での採用にも力を入れ、それぞれのポジションで成果を上げることができました。
特に直近の8月と9月のプロダクトエリアでの内定承諾者数は多くて、期末としていい終わり方ができたと思っています。

また、採用活動をしている中でエージェントさんやスカウト媒体の企業さんとコミュニケーションを取る機会も増えたのと、採用の成果も出てきたということでインタビューや登壇の機会にも恵まれました。

オンボーディングの改善

採用責任者に就任後、新入社員のオンボーディングプロセス改善に着手しました。主な取り組みは以下の通りです:

  • 入社後6ヶ月までのオンボーディングプランを作成

  • 上記のプランを用いて、新入社員とそのサポーター間の期待値を適切に調整

  • 入社後1ヶ月、3ヶ月、5ヶ月時点で新入社員とサポーター双方にサーベイ実施(以下は具体的な新入社員向けのサーベイ項目)

- 前回から振り返って、仕事の充実度はいかがでしたか?(6段階評価)
- 上記を選んだ理由を教えてください(エピソードなど)
- チーム/サポーターと設定した期待値をどの程度実行していますか?(6段階評価)
- 上記を選んだ理由を教えてください(エピソードなど)
- チームの人間関係は良好だと感じていますか?(6段階評価)
- 上記を選んだ理由を教えてください(エピソードなど)
- サポーターに改善してほしいことがあれば教えてください
- 人事に伝えたいこと/相談したいことがあれば教えてください(※困っている事や所属チームに関する事など、何でも構いません)

  • サーベイをもとにヒアリング

    • 入社後1ヶ月、3ヶ月、5ヶ月のタイミングで新入社員とサポーターそれぞれに30分から1時間ヒアリングしています

    • そこでサーベイに書かれていることをより深堀りしたり、相談に乗ったりして、双方のヘルスチェックやパフォーマンス向上を図っています

このように、新入社員が入社6ヶ月の間でパフォーマンスを出し、組織やチームに定着してもらえるように努めています。

実際に下記のような声もあって、これは実施してよかった施策だと思いました

- この時期で〇〇ができることなど明確で、一人で進めることじゃなくて、サポーターと一緒に進められたので良かった
- 一般的にどんなものが期待値としてあるかが見えるかされていたので、成果を出さないと!と慌てずにじっくりできた
- 定期的に自分を客観的に言語化できるのでよかった
- 自分は結果的に大きな問題なく立ち上がり期間を終えたが、何かあった際に直接相談することができる窓口が定期的に設けられているという状況は、安心感につながっていたと思う

採用広報の強化

プレイドの転職先としての認知度を高めるため、効果的な広報活動に注力しました。
去年の7月に技術広報の経験の長いmmk__106が入社したタイミングもあって、彼と自分で主導して、FY24は広報活動を加速させるように努めました。主に以下の3つの領域に注力しました。

  • テックブログの充実: エンジニアたちとも会話する機会を増やしたり、社内勉強会で共有される事例をピックアップしたり、ブログに書いてほしいコンテンツを収集する仕組み化に取り組みました。これにより、従来より計画的かつ質の高い情報発信が可能になりました。テックブログは月に2本ペースで出しました。以下がその一部の記事です。

FY24はFY23よりも格段に露出が多くなり、社内でもイベント、ブログ、インタビューが当たり前になってきた雰囲気が醸成されつつあるかなと感じています。しかし、まだまだ十分な認知を獲得できてはいなく、広報は継続することで認知が積み上がっていくものなので、FY25もしっかり取り組みたいと思っています。また、FY25では他社とイベントを共催していくことを新しく取り組んでいきたいと考えていますので、ぜひ一緒にやりたいという企業様がいればお声がけしていただけると嬉しいです!

今後の展望

FY24では多くの優秀な人材が入社し、その活躍により社内で採用活動の重要性を再認識させることもできました。その結果、現場のメンバーの採用活動への協力も増え、スカウトやカジュアル面談への参加など、組織全体で採用に取り組む体制が整いつつあります。
FY25にはエンジニア採用の担当メンバーが新しく入社することもあり、さらに採用人事の仕組み化やパフォーマンスの拡大をしていこうと思っています。そのためには今まで自分が取り組んできたことをしっかりと言語化したり、より現場メンバーと強固な協力体制を構築する必要があります。今はまさにそれの準備中ですが、今後はチームでの採用活動を展開していき、長期的かつ大きなインパクトを生み出すことを目指します。
しかしながら、採用の強化ばかりを行っても、退職者が多かったり、社員がパフォーマンスを出して切れない状態であれば、組織としてうまく機能しません。新入社員だけでなく、長年勤めているメンバーにも目を向けることも重要な役割です。FY25は社員へのヒアリングや、社内における問題の把握なども通じて、組織全体の生産性向上とモチベーション維持に取り組んでいきたいと考えています。
たくさんの人のご協力のおかげで、この1年間でこのような成果を上げることができました。来期も引き続き、より良い組織づくりに向けて邁進していきます!

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