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プレイド代表倉橋が贈る、未来を創る人たちへのメッセージ 〜将来求められる人材像とは?〜

2021年6月30日、en-courageさん主催の「業界別セミナー~SaaS編~ SaaSを提供する先進企業大集結」イベントに参加させていただきました。

この手の新卒向けイベントに参加するのは弊社としては初の試みということもあり、「初のチャレンジならば代表の倉橋(kuraken)に登壇をお願いするしかない!」と意気込んだプロジェクトメンバー。

爆速でOKをもらいました。

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コンテンツは、倉橋からのプレゼンテーションと社内メンバーとの座談会。

かねてより「プレイドって結局何をしている会社なの?」「新卒で選ぶキャリアとしては実際どうなの?」といったご質問をいただくことが多かった我々ですが、当日倉橋がお話しした内容は、まさにその「ハテナ」に対するアンサーになるのではないか?と思い立ち、こうして筆を執りました(大袈裟)。

プレゼンテーションの内容に加えて、座談会にご参加いただいた方々より頂戴したご質問を一部抜粋し、この記事にまとめました。

ぜひ、ご一読ください!

プレイドについて

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倉橋:プレイドは2011年に創業し、昨年東証マザーズに上場しました。
現在200名近くのメンバーがいます。
エンジニア・デザイナーが約4割、ビジネスが約5割、その他はアクセラレーターと呼んでいる人事/財務/労務/総務といった業務を担当しているメンバーです。

オフィスには仕切りはなく、会議室もありません。
「完成しないオフィス」として、プレイドの精神性が現れたオフィスです。

オフィスに込めた想いはぜひこちらの記事をご覧ください。


「一人ひとりに合わせた体験づくり」を推し進めるKARTE

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倉橋:プレイドでは「KARTE」というSaaSを提供しています。
世の中の大半の企業が運営するウェブ・アプリは「今この瞬間にどんなユーザーが訪れて、どのようにサービスを利用しているか」を把握できていません。、「どのページがどのくらい見られているのか」などサイトのページ単位の情報でしか見ることができておらず、訪れる「人」を見ることができていないのです。

KARTEはサイトやアプリに訪れる一人ひとりの状態やニーズを行動と共にリアルタイムに可視化していくことで、その人が本当に欲しい情報、企業が本当に伝えたい情報をスムーズに設定し表現できる環境を提供しています。

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倉橋:こちらは、KARTEをご導入いただいている企業様の一部をピックアップしたスライドです。

見てお分かりいただけるかと思いますが、かなり広い業界でご利用いただいています。
流通小売から不動産、金融、人材、メディア、自動車、メーカーなどほぼすべての業界にお客様はいらっしゃいます。「ある業界特有の課題」というよりは、「どの業界にも通じる課題」をKARTEは解決しています。

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倉橋:例えば、リクルート様。現在リクルートグループの中でも30を超えるサービスでKARTEをご導入いただいています。時代の先頭を走る企業が「サービスを利用するユーザーをリアルタイムに可視化し、働きかける」という難易度の高いところを、自社内で開発して対応していくのではなく、SaaSを利用し、我々のようなテクノロジーカンパニーに頼っていく。プレイドのような強みを持っている企業とタッグを組むことによって、その企業が本来考えるべき事業・サービスの成長に対してリソースを使っていただけるようにしていきたいと考えています。


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倉橋:次に、少し毛色が違いますが、三菱地所様。
主に丸の内エリアで「街のDX(デジタルトランスフォーメーション)をしよう」というプロジェクトです。
「ユーザーを解析する・可視化する」という基盤として我々のプロダクトを用いてともに様々な取組みを推進しています。


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倉橋:また違った分野として、京都市観光協会・京都大学との共同研究も行いました。
直近はコロナの影響でだいぶ環境も変化し、観光客も減っていますが、京都は一年中オーバーツーリズムの問題で、受け入れる側が結構疲弊してしまっていたんですね。
「ユーザーの指向性や行動をリアルタイムで可視化しながら、適切な誘導、もしくはスポットの案内」をしていく。産官学がそれぞれの強みやリソースを活かして、ユーザーのリアルタイム行動データが社会課題の解決に貢献する糸口を探った取り組みです。


倉橋:ここまでにご紹介した様々な分野で、我々のプロダクトはご活用いただいているのですが、難しい部分も多分にありますので、できる限り簡単にまとめようと思います。

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倉橋:今後も、急激なデジタル化とともに、データ流通量は爆発的に増大していきます。(参考記事
しかし、その中でこれまで可視化されていなかったのが「人」です。
冒頭でもお伝えしましたが、今まで数字はわかっていたんですね。どの程度売れているのか、どのくらい見られたのか。でも「誰が」来ているのかはわからなかった。この部分を我々がすべての企業に対してサポートしていくことによって、「人が見えない仕事」ではなくて、「人を見ながらできる仕事」にすべての方の仕事をアップデートしていきたい。
その結果として、様々な業界でビジネスモデルをアップデートしていきたい。

我々もそうですし、皆様もそうですがどこかの会社で働いていても、一歩離れると生活者であり、消費者なんですよね。そういった全ての生活者消費者の体験、そしてそのために仕事を頑張っている人たちの仕事の体験。これらを総合的に良くしていきたい。

そんな想いを持ちながら行っている事業です。

言葉だけでは伝えきれていない部分もあるので、プロダクトツアーもご覧いただければと思います。

また、ECというテーマで代表の倉橋がインタビューを受けた動画もあります。

他にも大量にweb上にコンテンツがございますので、ぜひぜひご覧いただければと思います。

倉橋:ここまで話した内容の大元には、「データによって人の価値を最大化する」というミッションがあります。

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これまでの日本におけるITにおける投資やテクノロジー投資は基本的に「守り」、つまり業務効率化・コストサイドに大きな比重を置いていました。
ただ、コストサイドへの投資は新しい価値を生みません。だから我々は、新しい価値を生むことに直接的にテクノロジーを投資していきたい。このような考え方と活動こそが、世の中の企業の将来的な競争性をつくっていくと思っています。

プレイドが考える、近い将来求められる人材像

倉橋:これからの時代、「どのような人材の価値が高まっていくのか」について、触れていきたいと思います。我々が多くの企業とともに活動していく中で得た、未来を創る人に求められるマインドやスキルが我々なりにわかってきました。
最初にお伝えすると、これは全てではないです。ある側面から見るとひとつ、こういう方たちが価値を高めていくだろう、という話です。

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1)働く上で必ず触れることになる。「デジタルやテクノロジーを理解していること」
これは言わずもがなですが、とても重要です。これは切っても切れないですね。どんな仕事をしていても、今後はここに触れることになる。だからこそ、デジタルやテクノロジーの本流の企業に勤めるというのは非常に良い選択ではないかと思っています。

2)一社目は良くも悪くも影響が強い。「有利なバイアスを獲得していること」
これは抽象的ですが、私の場合最初に入社した会社で猛烈な成長、インターネットを活用した事業を学んできました。企業が成長していくためにはどういう事が必要なのか、何を考えなければならないのかを体感して、自然に吸収することができたんですね。
1社目に選ぶ会社は良くも悪くも、皆様に強烈なバイアスを植え付け、自分の中でのスタンダードを作り上げます。次の時代に必要とされる要素を理解しながら、どのような視点を自分にインストールしたいか、という観点で会社や仕事を選ぶというのが非常に重要なポイントだと思っています。

3)勇気を持って踏み出せ。「無の状態から何かを生み出せること」
大半の現状の仕事は、すでにあるものを「より良くする」「届ける」という活動が多いです。今後求められてくるのは、無の状態から何かを生み出せるか、勇気を持って始めることができるか、といった人材だと思います。ですので、そういった機会が得られる会社に是非行っていただきたい。

もちろん、これはプレイドですべて叶えることができると言いたいわけなのですが(笑)様々な会社がありますので、良い判断をしてほしいなと思います。

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倉橋:なぜプレイドを選んだのか。新卒でジョインしてくれたみんなに聞いてみました。
スタートアップとしての活力、世の中に対しての責任感、そして何より仕事を楽しむ人が多い。
こういった環境でぜひ楽しみながら仕事してみたいな、という方に是非プレイドにジョインしていただけたらなと思っております。

座談会でいただいたご質問を一気に答えちゃう、Q&A

最後に、座談会でいただいたご質問に関して、時間の関係でお答えできなかったもの、お答えできたけどもっと多くの人にお伝えできると良いと感じたものをピックアップしてみました♪

完全に筆者の感想ですが、想像以上に多くの皆様にご参加いただき、嬉しい限りでした!

プレイドは決まった正解のない「新しい価値」を生み出したい企業です。そのため、ここにある回答すら、「本当なのか?」と常にゼロベースで考え続けてさらにブラッシュアップしていくものです。ぜひどんな背景や目的でそうなっているのか、本当にそうするべきなのか?と我々と同じような気持ちで見ていただけましたら幸いです。

質問1
Q: 今後必要になる人材のポイントとして「有利なバイアスを獲得」という点が挙げられていたのですが、それを獲得できるのはどのような企業ですか。また、 プレイドではどのようなバイアスを獲得できますか。

A: 倉橋が言っていた「有利なバイアス」を獲得できる企業の特徴は、いかに自分で考える余白があるか、だと捉えています。

例えば、プレイドでは「この仕事をして、このくらいの売上を上げてください」と周りの人間が決めることはありません。
自分自身で「プレイドのミッションにどうやって速くたどり着くか?」を考え、自ら必要な目標をセットし、そこに向けて自走することが求められます。
事業全体の視点からブレイクダウンして自分自身の仕事に責任を持つことは、どんな企業にジョインしたとしても必要なスキルなのではないか(=有利なバイアスになる)と思っています。


質問2
Q: 消費者が使用したデータの運用・解析について、AIなどの人工知能は使用しているでしょうか?

A: AI・人工知能と一口に言っても様々な捉え方があると思います。

このテーマはまさにプレイド内でもよく議論している観点なのですが、その思想の一端はこちらの記事でも感じていただけるかと思います。

質問3
Q: 京都大学とオーバーツーリズム問題について共同研究をしているというお話がありましたが、今後KARTEが観光面でどのような価値を提供していけるのかお聞きしたいです。

A: KARTEが提供できる大きな価値の一つに、情報非対称性の解消があります。
観光シーンでは、観光客(生活者側)と受け入れる現地(事業者側)とのあいだで、それぞれで求める情報・持つ情報に大きな差分があります。
情報の非対称性を解消することで、生活者と事業者それぞれの体験をアップデートできる部分は多くあると思っています。
どういう体験や情報を求める観光客の方々にどんな体験や情報を提供できると嬉しい体験が増えるのか?などの切り口色々考えてみるのもおもしろいかもしれないですね。その多くはきっとKARTEで解決できるはずです。

京都市観光協会様との取り組み過程はこちらのブログでも掲載しているので、ぜひお読みください!

質問4
Q: どんな性格の人がプレイドに合っていると思いますか?

A: プレイドには様々なバックボーンを持つメンバーが多くいるのもあり、一概にまとめるのは難しいので、あえて二つだけ挙げると「目的志向」「学習意欲」がある人かなと思います。よろしければ弊社代表の倉橋、柴山がそれぞれ組織について話している記事がございますので、ご覧いただければ嬉しいです。

質問5
Q: プレイドの研修制度にはどのようなものがあるのでしょうか。

A: プレイドではいわゆる「研修」らしい研修は設けていません。

個々人によって、その時々に身につけるスキルは全く違いますし、どのようにスキルを身につけるかといった手法も、自分でコツコツと学びたい人もいれば、実践の場で学びたい人もいると思います。
必要だと思ったタイミングで自分でどうやって学ぶか?を思考して取り組んでいただきます。

とはいえ、プレイドのカルチャーであったり、業務で必要なスキル(例えば、ITリテラシー / SQLなどの言語能力)に関しては、必要に応じて、学び取ることができるような環境を整えています。

おわりに

まず、セミナー/座談会にご参加、そしてご質問を当日いただいた皆さん、本当にありがとうございました!
我々の予想を大幅に超えた、沢山の数の質問を頂き、「質問とかないかもしれないから、事前にこちらでいくつか用意しておこうか」と座談会のために用意したスライドは、ほぼ1枚も使うことなく終わりましたし、途中のタームからは座談会に参加したプレイドメンバーの自己紹介を大幅に割愛して質問にお答えするお時間とさせていただいておりました笑

実は裏側では座談会のターム終了毎に反省と学びを活かして次はこうしてみようというやり取りが行われており、「我々自身が楽しんでいる姿が一番良いのではないか」という仮説から普段の会話の様に進行を変更していました。

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実際、セミナー終了後のアンケートでも、「仲のいい社風がよく伝わってきた。」「楽しそうだった!」といったお声をいただき、少しでもプレイドの雰囲気が伝わったのであれば、嬉しいなと思います。

また、今回、この記事を読んでくださった皆様も本当にありがとうございます。
少しでもプレイドの雰囲気がわかる動画を見ていただけたらと思い、KARTEの4周年記念パーティーの動画を引っ張り出してきました。(直近はコロナ禍だったこともあり、リアルイベントができておらず、少し前のものになります)

プレイドオフィスの雰囲気や、プレイドメンバー、そしてKARTE Friends(KARTEをお使いのユーザーさんたちのことをこう呼んでいます)の様子がわかる動画です。

倉橋の言うように、生活者の体験も、生活者のために仕事を頑張っている人たちの仕事体験も良くしていくために、プレイドではプロダクト、事業、組織を常にアップデートしていきたいと考えていますし、「無の状態から何かを生み出す」ことも積極的に進めていきたいと思っていて、最近は事業開発組織「STUDIO ZERO」も生まれました。

私たちと一緒にわくわくする未来を創り出すメンバーとして、ぜひプレイドにジョインしていただけたら嬉しいです。
プレイドに興味がある方はこちらからどうぞ!!


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