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プレイドとKARTE、代表倉橋が振り返る2018年

年内最後のnoteは、代表の倉橋と振り返る2018年のプレイドとKARTEです。
今年印象的だったことや嬉しかったこと、悔しかったことをインタビューしました。

<主な内容>
・計画的ではない行動で会社の輪郭を広げられた
・3位はぶっちゃけ悔しい
・プレイドの来年は「本編」のスタート


ー プロダクトのコンセプトチェンジ、資金調達やGINZA SIXへのオフィス移転など、「大胆にやる」ということを意識した1年だったと思います。印象的だったことはありますか。

常に次のことを真剣にやってるから思い返すのって難しいね(笑)
今年スタートしたKARTE for Appや、KARTE Talkの大幅なアップデート、LIVEのβリリースなど、プロダクト側面で大幅に進捗した1年だったと思ってます。またそれと同時に、KARTEのクライアントも大幅に、かつ多様なカテゴリで活用が進み、印象的な1年になりました。

ひとつよかったと思ってるのは、計画的ではない行動から積み上がったことがいくつかあったことかな。KARTE3周年のインフォグラフなんかはまさにそうで、当初の計画になかったアイディアが膨らんで、途中でどんどん形を変えていってた。プロジェクトとしては当初の計画から逸れるからそれなりに大変なんだけど、表現したいことに対してかなり狂気的に、執着してやりきってたのが良かった。そういう積み重ねでしか、僕たちのブランドとか枠を広げていくことってできないと思う。

今見えている可能性の少し外にあるものが大事

最近、Google Cloud のSaaS支援プログラムに選ばれて、本国からアナウンスしてもらえたことも、始まりは今年の夏に Google Cloud のグローバルカンファレンスに参加したことでした。tech系カンファレンスというのもあったし、その時の僕のフォーカスではなくて。僕自身は直前まで参加を迷ってたんだけど、いざ行くと決めたらサンフランシスコの企業やキーパーソンにめちゃくちゃ会ってやろうと思って動きまくったんだよね。「どうしても一緒に行きたい!」って無理やりついて来たメンバーと一緒に、毎晩可能性のディスカッションをしたりして、カンファレンスに参加する時間がないくらい昼も夜も忙しかったんだけど(笑)。 結果、プレイドのこの先を考える上で重要な出会いや示唆がたくさんあった。Google Cloud のAPACを統括する責任者にも会えて、「(君たちがスケールする為に)僕たちに何ができる?」って言ってもらえたのも有り難かったし。いろんな動きを通して実感してるのは、社員の誰かが既定路線より大きく道を踏み外して、それを正解に変えながら前に進むことができれば、会社の輪郭は絶対に大きくなるということ。ついつい、計画的にというか手堅くいこうとしちゃうんだけど、なるべくそれを排除して来年も進んでいきたいと思う。


ー 日本テクノロジー Fast 50で3位、アジア太平洋地域テクノロジー Fast 500で44位、日経のNEXTユニコーン調査2018は21位でした。感想はありますか。

うーん、正直悔しいかな(笑)。普段自分たちと何かを単純比較することがまずないんだけど、「3位です」とかって言われるとね。2年で20倍の成長率もアジアで44位って言われるとまだまだだなって思ったのが正直な感想。会社のみんなを代表して表彰式にいってもこれじゃ申し訳ないなと思ってしまった。

いろんなアワードに選ばれるのは必須ではないんだけど、自分たちがSaaS企業としてプロダクトを通じ、企業のマーケティング活動を顧客目線に変えていこうとする中で、必要な影響力をまだ持ちきれてなおらず「圧倒的ではまだない」ということが1つの事実だと思う。もっと圧倒的なパフォーマンスを示していく必要がある。だからこそ、さっき言ったようなある種、計画的ではない大胆なモメンタムの積み重ねが重要だと思ってる。

「KARTE」を超汎用的なプロダクトのまま、ここまでグロースさせてきた

ー最後は来年について考えていることを聞かせてください。

来年は、プレイドにとって本編のスタートだと思ってます。初期の頃から今までずっと、「KARTE」は汎用性が高い状態を維持し続けている。それが正しいと思ってやってきた。「なんでもできるは何もできないと一緒」と一般的には言われるけど、それでも、導入クライアントの数も規模も業種もどんどん大きく面を広げていくことができて、ここまで成長してきた。
次のフェーズとしては、汎用的なスタートアップの上に、ソリューション型のスタートアップをどんどん立ち上げるような展開を進めていきたい。どれだけ伝わりずらくても将来の可能性を決めきらずにここまでやってきたから、そのポテンシャルはますます広がっていると思うし、今後いくつものソリューション型事業を形にすることができれば、その1つの証明になると思う。そういう意味で、プレイドの「本編」はここからだって思ってます。まだまだ、ここから物凄く成長するスタートアップです。